ひさびさにいただきました。

 ゴールデンウィーク中にご法事をされたご門徒さん宅でうどんをいただきました。
 以前にもブログでお話ししましたが、香川県の中讃(丸亀市、善通寺市、多度津町、琴平町、まんのう町辺り)では、ご法事される門徒さん宅に行き、仏間にあるお仏壇に「南無阿弥陀仏」と手を合わせ、施主の方やご法事来られている方にご挨拶し終わると、「おうどんありますよ!」とか「うどんお食べになりますか?」と聞かれます。「いただきます!」と答えますと、おうどんが用意されます。お茶よりもまず先にうどんが出されます。
 中讃でうどんをご用意するほとんどのご家庭での法事のうどんは湯だめです。もう何年も前の話ですが、蓋つきの黒塗りのお椀の中にうどんを盛り、お膳用のお盆にのせてご用意されていましたご家庭もありました。
 ご法事のおうどんはお店では味わえないおいしさがありますし、おうどんをいただいてからのお勤めは少し元気をいただく気分にもなります。
 時代の流れもありますが、無くなっては欲しくない、さぬきのご法事のおもてなしです。


(注:画像は湯だめうどんではなくかけうどんです。)


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