令和最初の定期演奏会
高松市にある興正寺別院で和鳴会定期演奏会がありました。
午後6時半からの開場で、開始の午後7時より5分前に開演を知らせらる板木が鳴りました。
管弦から始まった演奏会は、最初の曲が平調の音取、そして「五常楽急」でした。鞨鼓、太鼓、鉦鼓の三鼓、琵琶、箏の二絃、笙、篳篥、龍笛の三管で演奏しました。
続いて、声明の「初夜礼讃(抜粋)」を雅楽の歌物の代わりとして披露し、平調「越殿楽」が演奏されました。
演奏後の楽器紹介時に、司会の方が鑑賞されている皆様に雅楽を鑑賞する事が初めての方は?とお聞きすると、意外に大勢の方が初めてと挙手しておりました。
休憩をはさんで、舞楽が披露されました。和鳴会としては久々の番舞、龍の頭を模した面を付け、緋色の装束で舞う「左舞 陵王」と牙のある面に緑色系統の装束で舞う「右舞 落蹲」が披露されました。
ご鑑賞くださいました皆様、ありがとうございました。今後も演奏会に向けて和鳴会一同、励んでまいろうと思います。