仏前結婚式

 令和5年2月4日、高松興正寺別院にて仏前結婚式が執り行われました。
 両家親族のみの少人数での式でしたが、和鳴会による雅楽の生演奏での新郎新婦入堂から始まり、大変厳かな式で両家のご家族も大変喜んでいただけました。
 また新郎新婦退出時には華葩(けは)という花びらに模した色紙を降らす作法・散華(さんげ)にて二人の門出を祝福しました。
 結婚式はチャペル式や神前結婚式、人前式が主流で仏前結婚式はあまり馴染みがないと思います。
 実際日本人口の50%が仏教徒である日本ですが、仏前結婚式は0.5%しか行われていません。仏前結婚式というのは仏様の尊前で夫婦になることを誓い、数限りないご縁によって出会い結ばれた事を確かめ合う大切な儀式です。
 今後広く仏前結婚式が認知され本山や別院、末寺で行われるようになれば仏教の活性化にも繋がるのではないかと感じました。



タグ:joe

時の経つのは早いもので

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
 年号も令和に変わってもう5年となりました。時の過ぎるのは早いなと最近つくづく思います。
 年を取ると体感として時間が早く過ぎるように感じます。これを説明したものとしてジャネーの法則というものがあります。
ジャネーの法則によると、時間の経過の早さは、年齢に比例して加速する。生涯のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例するそうです。
 この3年間コロナに苦しめられてきました。コロナ禍の3年が長いと感じる人もいれば、もう3年かと思う人もいると思います。何もしないと早く時間が過ぎ去っていくように感じます。こんな時だからこそ、自分のあり方が静かに問われているのではないでしょうか。
 しっかりと目標を作り、目標に向かって1日1日を無駄にすることなく過ごし、出来ることを考えていけるようになりたいものです。



タグ:rin

今年を振り返って

 今年ももう少しで終わろうとしています。
 振り返ってみれば、まだまだコロナウイルスに振り回された1年だったと思います。和鳴会も、少しでも前に進みたいと思っていたのですが、なかなかうまくいかなかった思いです。
 今行われているワールドカップで日本中を湧かせた、日本代表の選手達が言っていた「新しい景色」。我々も来年には前に進んで「新しい景色」を見たいと思います。
 来年には、久しぶりの演奏会なども予定しています。皆さま楽しみにしておいて下さい。今年もありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
 和鳴会会長 大熊真司



タグ:kuma

5年ぶりに御影堂で報恩講

11月21日~28日まで京都は本山興正寺の報恩講(親鸞聖人のご命日法要)が勤まりました。
興正寺は平成30年の大阪北部地震や2度の台風で境内や御影堂が被害にあい、その修復にコロナ禍も加わり、5年ぶりに従来の形での報恩講を勤めることができました。
やはり、大きなお堂で大人数で雅楽や声明が唱和される法要は迫力が違います。


また今回の法要期間中からYoutubeでの生配信も始まりました。(写真はYoutube動画の一場面)
法要の様子や法話を見ることができますので、是非興正寺チャンネルライブという項目からご覧になってみてください。


タグ:dai

雅楽が流れる法要

 先月末、自坊で秋季永代経法要がありました。永代経法要は浄土真宗等のお寺で主に春と秋に行われている行事です。
 ここ数年、コロナ禍でお寺の行事も例年通りに出来ない状況でしたが、久々に雅楽の演奏を入れた法要となりました。
 雅楽が演奏されると賑々しい法要になります。次第にもよりますが、今回は内陣にご法中様方が入堂される時には平調の「五常楽急」、そして退出される時には「陪臚」が演奏されました。法要後には「越殿楽」を演奏していただきました。
 演奏する側になると、じっくり聴く機会があまりなかったのですが、聴いているとやっぱり雅楽は良いなあと改めて思いました。



タグ:meg